《最後の隊員紹介のところで、隊員それぞれの履歴を、「記憶だけで」追記してみました(^◇^;)。2019年1月3日(木)07:50>明日香》
わたしの子ども時代は、病気がちでした。
幼稚園や学校は、しょちゅう風邪ひきで休んでいましたし、近所の小児科の先生には、かなりお世話になりました。
母は、そんなわたし《達、姉弟》を病院に連れて行くために、クルマの免許を取得した、と言います。
さて、そんなある日、病気で寝込んでいるわたしに母が尋ねました。
「これから出かけるけど、なんか買ってきて欲しいもの、ある?」
「えーっと、それじゃあ『少年ジャンプ』を買ってきて」
「わかった(^_^)」
当時のわたしは、、漫画誌といえばジャンプくらいしか知らなかったのです。
《性同一性障害とはいえ、少女誌には興味が向いてませんでしたσ^_^;。強いていえば「魔法少女もの」を中心に、少女アニメはよく見てましたけど。》
さて、それからしばらくして、母の帰りを楽しみに待っていたわたしの手元に届いた漫画雑誌。
ぱっと見で「表紙」がなんか変??
「あー、これジャンプじゃなくって『少年キング』⁇」
当時のわたしにとって少年キングなんて雑誌は、全く未知の領域の漫画雑誌でした。 しかし、この母の大ボケ?により、ガッツリハマってしまった漫画ができたのです。
それこそ!
望月三起也原作
ワイルド7 WILD SEVEN。
(写真1:少年画報社、ヒットコミックス1〜8巻)
高校の頃には全巻揃えていたはずが、おそらく母に廃棄され、1990年代半ば、千林大宮の古書店で、再び全巻揃いで購入。以来、いや、それ以前にも、いったい何度読み返したことやら?
私にとっては「ガラスの仮面」同様、中毒性のある漫画なのです、今も。
(写真2:4巻、バイク騎士事件(後編)4ページ。)
今回なぜ、改めて記事にしたのか?と言いますと、
おじゃる丸に引き続き「二次元の世界」から三次元へと「次元上昇」を果たしたのが、彼ら
だったからなのです。
私の前に、つまり三次元の世界に初めて姿を現した(とは言うものの、姿カタチはまったく見えてなかった)ヒバちゃんの最初の言葉が、
「おれたちならば、漫画も、アニメも、ポスターも、さらには実写版のドラマも、映画も全部知っている。全ての世界に入って行けるぜ!」
でした。
彼のこの一言で、「二次元存在救助隊」という彼らの「お役目」が決定したのです。
ヒバちゃん、ヘボピー、親分、チャーシュー、八百、世界、、、、もう一人、創立メンバーの7人目って誰だっけ?えっと、テル、じゃなくて、デカ、でもなくて、ましてや、ユキでもなくて???
この時、どうしても「両国」さんの名前が浮かんできませんでした💦💦。両国さんにはたっぷりと怒られましたけども、、、。
原作の望月先生のインタビュー記事で、「まるで本人たちに意思があるごとく、ペンが進んだ」という話が、非常に印象に残っていましたが、まさか本当に三次元に現れてくれるとは、驚きです。
(写真3:4巻、バイク騎士事件(後編)118ページ。)
写真3は、そのワイルドセブンという組織の行動原理を説明する画面。ヒバちゃんの言葉がそのものが、彼らの行動原理となっています。曰く
「ふつうの警官が「法」にしばられ、大物を悪人とわかっていても取り逃がす。おれたちはそいつらを直接始末する。思想的には、右も左もねえ!悪党なら全て社会から葬り去る。それがワイルド7のはず」
痺れるセリフですよね!?
しかしこのセリフ、「正義と悪」の二元、二極の世界では「カッコいい」のですが、これから先の「神代(かみよ)」においては通用しません。
つまり、ワイルド7の世界で言えば、ヒグマ防衛大臣、遠井弁護士、神話三兄弟、シカゴの五本指、などなど、そうそうたる悪役キャラから、MCプロなどの殺し屋=雑魚キャラ、イコちゃんやしのべえ、そして通行人に至るまで、仲良く共存せねばならないのです。
果たして、我々「三次元の住人」は、このような「理想世界」を築き上げることができるのか否か?
いま、それが一人一人に問われています。
(写真4:4巻、バイク騎士事件(後編)裏表紙。240円(^-^))
さて、原作者の望月三起也先生とは、なぜか一回だけ電話で話したことがあります。
そのきっかけは、新大阪で私が経営していたショットバーに、東京から「なんらかの制作者集団」がやったきたことでした。
暇な店だったので、私自身の暇つぶしのために、全巻揃えて置いていた「ワイルド7」「続ワイルド〜〜」「新〜〜」そして、「新・旧オリジナルアニメ版ビデオ」等々を見たメンバーの一人が、望月先生に携帯で連絡。
私にも一言どうぞ、と言われたのですが、何を喋ったか忘れてしまいました。
電話が終わり、「ワイルドを再びテレビアニメに!」という話で盛り上がってました。その時一本のシリーズアニメを制作するには「億単位」の資金が必要、という話もお聞きしました。わたしは正直なところ、いまさらテレビアニメはどうなのかしら?と思っていました。億単位の金がかかるなら、なおさら。
案の定、その後、アニメ化の話しは立ち消えになったらしく、実写版(写真5)の映画が作られました。
(写真5:グーグル検索画面より。)
わたしはその映画を、福岡市内の映画館で見たのですが、観客はわたしともう一人くらい。ほぼ「貸し切り」という贅沢な鑑賞タイムでした。
福岡市内でロケを行ってた、とも言いますし、監視、管理社会の断片を見せてくれたりと、「結構、面白いじゃん」と感じたのはわたしの「ひいき目」だったのかしら??
さてここで、日月土さんが考案された、二次元存在に対する「救済符」。
わたしからも改めて紹介しますね。
(写真6〜7:念解放符、日月土さんより。写真7の緑字は、書き順。陰陽道的絵画鑑賞法ーフェルメール展 - (真)日本の黒い霧 http://adoi.hatenablog.com/entry/2018/12/27/160037)
ヒバちゃんがわたしの目の前に現れてから(両国さんに叱られてから^^;)すでに9ヶ月あまり経ちました。
彼らはこの間様々な「二次元存在」を救出しています。
そして今も、様々な二次元存在が生まれています。
ヒューマノイドである我らが生み出す世界は、全てが救済の対象となります。そこには、存在としてのアイデンティティーがあるのみであり、「著作権料」だとか「著作権侵害」などという事象も起こり得ません。
改めて、ワイルドのメンバーを紹介しましょう。
草波/隊長/国立江戸大学卒業、エリート警察官。ワイルドの発案者。
飛葉/リーダー/元、少年院からの脱獄常習者。
ヘボピー/元暴走族、横須賀の米軍キャンプを仲間と共に襲撃。仲間が次々と殺されるのをみて、一人逃亡。その途中、米軍に変装した草波と飛場からスカウトされる。
両国/花火屋、火薬・爆薬の専門家。
八百/元プロ野球ピッチャー、催眠術を使った八百長試合を主導。
チャーシュー/中華料理のコック、薬物のプロ。
世界/元サーカス団員、世界中を飛び回っていた事から。
ユキ/コンクリートゲリラに家族をころされて、復讐の為ゲリラハンターとなる。その腕を見込まれて、ワイルドへスカウトされた。
テル/この方の正体、良く分からん(^◇^;)
デカ/元警察官。年配のおじさん(^◇^;)
そして、総監督として、原作者である望月三起也氏。
そう、ワイルドセブンは、
二次元存在救助隊「ワイルドイレブン」となったのです。
以上
2018年12月31日(月)5:29