2017年7月15日、AM5:11。福岡市内中心部にある、緑の小山の頂上で、仕事の疲れを、しばしの休憩で癒している最中。カーラジオからは、「追い山が櫛田神社をスタートした頃です」という女性アナの声が聞こえてきます。
実を言うと昨年(2016年)の7月15日、これまた仕事の運転中、同じ民放ラジオ、同じ番組の同じ女性アナが、次のような発言をしたのです。「追い山が終わり、男たちは〜〜神社(注1)に行って、荒ぶる神を鎮めます、云々(うんぬん)」 わたしは、ふーんと思って運転し続けてたのですが。
なんと、その直後に聞こえてきたメッセージが…
「神は荒ぶってなんかいないよ」と言うものでした。
はあ?これは一体どういう事でしょう?
[博多祇園山笠]
「やまかさ」のあるけん博多たい!
これは、福岡のテレビで流れていたCMのコピーです。
博多と福岡、いろいろと作られた確執によって分断された歴史のせいなのか?山笠は「福岡市博多区のお祭り」みたいな感じで小さい頃からみてましたが、山笠といえば福博の三大祭りの一つとして、全国区の知名度をもっています。(いると思う(^^;;)
その後、私が成長するに連れてフツフツと湧いて来た疑問がありました。それは…
「神様って、本当に喧嘩祭りが好きなのだろうか⁇」
ちなみにここで、若かったわたしが言うところの「喧嘩祭り」とは、祭りの最中に、怪我人や死人が出てしまうような荒くれ祭りのことです。また、祭り参加者同士の、実際のけんかなども含むのですが…
[山笠の神様]
ラジオを聞いた数日前、私は誰かに呼ばれるがごとく、上川端商店街の飾り山を見物してました。今年のテーマ、スターウォーズを見上げつつ。そして、アイスクリームを食べながら「昨年ついに、全国33カ所の祇園祭りが、ユネスコ登録されたのね〜(注2)」なんてことを思いつつ。現に櫛田神社には、その事を告知する横断幕が掲げられておりました。
ところが、「わたしはここにいます」という山笠の神様からの声が聞こえたかの如く、わたしはその場所を離れ、ある場所へと向かいました。それが…
なんと、「キャナルシティ博多」‼︎だったのです。
キャナルに行った事のある方ならばおわかりでしょうが、旧カネボウプールのイメージが残る噴水を、各階のテラス状の通路から見ることができます。そして、その噴水の真ん前、一階のど真ん中には、まん丸のタイル絵?が地面に描いてます。
そのど真ん中に据えられた飾り山。わたしは4階のテラスから、ちょうど飾り山のてっぺんが真正面に見える位置に案内されたのです。
と、やまなびより拝借しました。
続く!( ˘ω˘ )
脚注〜〜〜〜
注1)
この記事を書くために、改めて調べると、ネットで次の記事にたどり着きました。
▷【山笠まめ知識】鎮めの能、追い山笠の後に | 博多の魅力
より
7月15日早朝、4時59分、大太鼓の音に合わせ一番山笠が櫛田入しその後5分毎に二番山笠、三番山笠と約120メートルの櫛田入を行う追山笠は、博多祇園山笠のクライマックスでありテレビの生中継等も行われておりますので、ご覧になった方も多いと思います。そして、約1時間後八番山笠の櫛田入も終わった櫛田神社の能舞台に、笛の音が響き始める。勇壮な山笠の櫛田入により荒ぶる神に奉納される「鎮めの能」です。
黒田藩ゆかりの喜多流梅津社中の能楽師が櫛田神社に伝わる翁の面を着けて舞われます。全国的に有名な博多祇園山笠ですが、「鎮めの能」については、地元の皆様もご存じでない方が多いみたいです。どうぞ、次回博多祇園山笠を見られるときは、「鎮めの能」をご覧ください。
注2)
▷「山・鉾・屋台行事」ユネスコ無形文化遺産に 京都祇園祭の「山鉾行事」など18府県の33件 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/smp/life/news/161201/lif1612010048-s1.html2016.12.1 23:13 (←数字に注目‼︎)
〜〜以下略